どんな場合に骨造成が必要なの?
どんな場合に骨造成が必要なの?
こんにちは。 神戸市北区にある歯医者、ひよどり台歯科クリニックです。
インプラントの治療で頻繁に行われる治療に骨造成(サイナスリフト)があります。
インプラントを埋め込むために必要な骨造成は今やインプラント治療で欠かせない治療手段で、
ご高齢の方や歯周病の状態が悪い方に必須の治療法です。
骨造成のメリットと、治療が必要になる病態について一度詳しく説明をしたいと思います。
骨造成は骨が足りない患者さんに使う治療法で、顎の骨の表面にある皮質骨という部分で骨が不足している時に頻繁に利用します。
顎の骨の表面にある皮質骨はインプラントをしっかりと支える上で非常に重要な働きをしていて、この部分が少ないとインプラントの治療後にインプラントが周りの顎の骨を壊してしまったり、強い力で噛んだ時にインプラントがぐらついてしまう原因になってしまいます。このため、インプラントの長さと顎の皮質骨の関係がアンバランスになっている時に骨造成を行う必要があるのです。
実際に診断する時には歯科医療用のCTなどを使って顎の状態をしっかりと確認し、インプラントを埋め込む時に骨の厚さを確認しながら治療を進めていきます。
骨造成の治療は糖尿病などの感染症のリスクが高かったり、抗凝固剤を服用し出血のリスクが高い方には治療前に全身の状態の改善を行ってから治療に進む事があるのですが、
基本的にはどなたでも受ける事ができる治療手段です。骨造成を検討されている方は歯医者と相談しながら治療を進めていきましょう。