エクセラマート3D

ひよどり台歯科クリニックでは1906年創業の歯科医療機器メーカーの老舗、吉田製作所製のCT診断装置「エクセラマート3D」を採用しております。 この製品は従来までの二次元画像では分からなかった骨や歯根の形が細部まで一目瞭然で高度な診断を可能としたCT診断装置です。

POINT

インプラントや歯の根の治療または親知らず等の、より詳細なお口の情報が必要な治療の場合、3Dで見たい箇所の縦・横・真上の輪切りの画像を同時に取得し、正確な情報を把握出来るようになりました。

POINT

従来のレントゲン撮影より被ばく線量が心配されるCTですが、エクセラマートは撮影時間が8秒と短く、できる限り不要な箇所に放射線があたらないように撮影環境を作り出しており、従来のレントゲンや医科用CTと比べ約1/10の被曝線量ときわめてすくない安心で安全な診断装置です。

CTで撮影した立体画像から、骨の密度や神経や血管の状況がわかる映像で

  • 患者様のお口の状態
  • インプラント相談時の治療の判断
  • 親知らずや歯の根の治療への対応

などを正確に診断することが可能となりました。
インプラントでは一番重要とされる骨の硬さや顎の骨の形。親知らずでは歯と神経の距離や歯根の形や本数などの、レントゲンでは判断できなかった問題が3次元的にお口の状態が把握できるCTのおかげで正確に判断できるようになりました。
特に骨密度などはレントゲンでは絶対に確認できなかった部分です。

高画質(Direct CMOSセンサー)

日常臨床に広く応用できる80umのボクセルサイズ

最小80um(3次元空間での正規格子単位)という非常に精密で繊細な表現により歯の根の形や根尖方向など、より細部まで状態を把握する事が可能となりました。

高感度Direct CMOSセンサー

高感度Direct CMOSセンサーはX線をCCDに通さず直接電気信号に変換され、ボケの少ない高精細な画像を得ることが可能です。

スライドセンサー方式
(オーラルモード・デントモード)

スライドセンサー方式による撮影領域の選択が可能です。 撮影領域を指定・局所的な撮影が可能な高画質なデンタルモード、広視野で口内全体を撮影する事ができるオーラルモードの2種類を選択できま、より精細な情報が必要な局所治療、口内全体の情報が必要な歯周病やインプラント治療などあらゆる治療に対応しています。

デントモード

局部撮影、高画質で
インプラントに
適しています。

オーラルモード

ペリオ、
多数菌インプラントに
適しています。

低線量

必要な部分だけを撮影する、高さ6cm以下の撮影範囲の限定

口内全体を撮影できる広視野で、放射線の影響を受けやすい水晶体が撮影領域に入らないよう高さを6cm以下と設定されており、歯科治療に必要な部分だけを撮影できる為、患者様の受ける線量を出来る限り少なくさせる事ができます。

患者さんにやさしい低線量ハイスピード撮影

高画質、照射線量を従来の50%(同社従来比)に軽減可能になり、照射線量を50%(同社従来比)に軽減しています。 また撮影時間は高画質に14秒、高速撮影に8秒と短くなり患者様のお体へやさしい撮影環境を作り出し、安心して撮影する事が可能です。

サイナスリフトキット

サイナスリフトとは上顎の骨の高さが少ない場合、上顎洞(サイナス)という空洞に隣接する歯肉を持ち上げ、そこに人工の骨補填材を埋入してインプラントする為の骨の厚みを作る高度な技術です。

サイナスリフトキットとは、上記の施術を行う時に用いるキットになり、上顎の横の骨に穴を開ける時に非常に安全で迅速に上顎洞粘膜を開けることができます。 従来のドリルと違い2mmのストッパーがついており、ドリルの中心部分が削れない様に工夫がなされているため、粘膜を削らず骨のみを削る事が可能です。 これによって難易度が高く時間がかかってしまうサイナスリフトを非常に短時間で安全に施術する事が可能となりました。

サイナスリフトを行う際は5ヶ月サイナスリフトを待ち淫乱と治療に入ることもありますし、ある程度骨がある場合はサイナスリフトと同時にインプラントを入れる事も可能です。 「顎の骨が少なくてインプラントが不可能」「骨が柔らかくインプラントが出来ない」等にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

オステオトーム

当院では骨の硬度が高い方や特殊なケースでオステオトームを使用します。 オステオトームはソケットリフトの際に使用する器具で、上顎洞の辺りまで骨を穴に空けた後にマレットというハンマーの様な物とオステオトームを使用し、上顎洞の粘膜を引っ張り上げます。 また歯周病治療や外科治療の器具を製造しているヒューフレディーというアメリカ製のメーカーを全て取り揃えており、どんな状態の上あごの骨の形にも対応できるよう心がけています。

CASキット

サイナスリフトとは歯が生えていた側面の歯茎からアプローチする術式で、ソケットリフトは 歯の生えていた部分からアプローチしていく術式で、サイナスリフトかソケットリフトを行うかのオペの判断は骨が5mm以上か以下で判断します。 CASキットとは上顎の骨が6mm~10mmの方に使用する、ソケットリフトと呼ばれる物に使用するオペ器具です。

5mm以上骨がある方はサイナスリフトを行う必要がなく、このソケットリフトというオペでインプラントを埋入していきます。 このCASキットは骨のギリギリのところまでドリルで穴を開け、ストッパーのついた半ダルで一番奥の部分だけを少し開け、水の力で上顎洞粘膜を押し上げて人工骨を入れていきます。

ソケットリフトの場合、インプラントを同日に入れていく事が可能なので、上顎の骨が5mm以上の高さがあれば、キットを用いることによって、その日にインプラントを埋入していくことが可能です。

ボーンミル

が少ない方には骨組織の再生を促すGBRという処置を行う必要があり、その際自家骨(自分の骨)を採取しなければなりません。
ボーンミルとは、下顎のの奥や一番前から採取した自身の骨を、粉砕し良質な骨の粉を採取する際に使用する器具です。
その良質な骨の粉をインプラントを行う箇所へ使用し、骨が少なくなった場所の骨組織の再生を促し増加を行います。