奥歯がなくなると、動脈硬化のリスクが増えるってホント?

奥歯がなくなると、動脈硬化のリスクが増えるってホント?

こんにちは。 神戸市北区にある歯医者、ひよどり台歯科クリニックです。皆さんは歯と全身に密接な関係があるという話をご存知でしょうか。テレビでもたまに放映されることがある話題なのでどこかで耳にしたことがあるかもしれません。

 

実はこのお口の中の歯と全身の関係というのは一部で正しいこともあるのですが、誤解してしまうと非常に大きな誤解を生んでしまうことがあるので、しっかりと理解することが重要です。

お口の中と全身の関係について詳しく紹介をしたいと思います。

歯と健康の関係で注意したいのがまず、歯が少ないと必ず動脈硬化に至るというわけではないということです。

歯をどのようにして失ってしまったか、つまり歯を失う原因になった病気が一番重要なポイントなのです。歯を失う原因の大半は何と言っても歯周病です。歯周病になってしまうと歯茎に慢性的な炎症が広がってしまい、やがて歯槽膿漏などの強い痛みを伴う炎症が発症してしまうことがあります。

このような状態が続いてしまうとやがて炎症を起こしている部位から様々な物質が血液中に放出され、動脈硬化が進展してしまうことがわかっているのです。

 

このため、虫歯が原因で歯を失ってしまったり、怪我や顎の腫瘍などで歯を失ってしまったとしても動脈硬化になるわけではなく、しっかりと原因を考えながら健康の情報を理解することが非常に重要です。

歯が無いというのは生活にも多くの悪影響を与えます。歯を失ってしまうだけで実は思わぬトラブルが起こることがあるので、しっかりとお口の状態を改善し、健康を維持するように努めましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA